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【ゆんたくげんた】340の質問から考える、島の経済

先週は、台風と防災についてのお話をお届けしました。
先週号にも、たくさんのお声が届きました。ひとつずつ、ありがたく受け止めています。

これまでは、暮らしを「まもる」側のお話が続いていました。

今号は、視点を変えて、「ひらく」。沖縄の経済のことをお話しします。

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【にぎわいの先に、足りないもの】

先日、沖縄国際大学で、学生の皆さんに向けてお話をさせていただきました。

講演の前に寄せられた質問は、340件にのぼりました。

就職、経済、観光、教育、子育て、基地問題。一人ひとりが、自分の将来とこの島の行く先を、本気で見つめていました。

その熱意と問題意識の高さに、私自身が大きな刺激を受けました。

多くの学生は、将来自分たちがやりたい仕事が沖縄でできるのか、しっかりと稼げる経済をつくることができるのかに関心を持っていました。

国際通りや牧志公設市場、県内各地の観光地は、多くの観光客でにぎわっています。

それでも、そのにぎわいが生むお金は、働く人の手取りや、地元のお店の利益にまで、十分には届いていません。

私は、ここに、沖縄経済の大きな宿題があると考えています。

沖縄の自然や文化など世界に誇る魅力が単純消費されずに、島を訪れた人が島の価値を感じ、地域経済にお金を使い、その消費が循環し、県民が豊かになる。

観光産業のみならず、一次産業やサービス産業など多くの産業への波及効果をしっかりと出していかなければなりません。

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【豊かな海を、島の経済に】

先週末、台風6号で被害を受けた勝連の漁協を訪ねました。
台風6号では、養殖で使う網に大きな被害が出たと伺いました。

沖縄は、全国のおよそ9割を生み出す、もずくの一大産地です。勝連は、その県内のおよそ4割を担っています。

ニーズが高まっているもずく産業をさらに促進するために、何ができるか考えていきたいと思います。

会見でも申し上げたとおり、豊かな海は、観光だけでなく、漁業や海洋資源としての可能性をまだまだ秘めています。

ブルーエコノミーと呼ばれる、豊かな海を活用した産業を育てていきます。

持続可能な漁業である「養殖」もそのひとつであり、健康に対しての付加価値も含めてブランド化・付加価値向上を進めてまいります。

誰もが挑戦を続けられるよう、地元の事業者の皆さんを支えます。

私は総務省で予算や制度をつくる側として経験を積み、那覇市の副市長として、それを使う側にも立ってきました。

活かせる仕組みは最大限に活かし、沖縄に合わないものは、変えるよう国に求めていきます。

言葉ではなく、動いて、確かな手ごたえでお返しする。それが、私の考える、ひらく経済です。

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【あの教室から、はじまる沖縄】

地元の大学において、この島の未来について多くの質問を寄せていただいた大学生たち。

地元に残って活躍したいと思うみなさんが、しっかりと挑戦し、稼ぐことができる。

あるいは、20年前の私のように、一度県外に出て学んできた若者が、また沖縄に戻ってがんばりたいと思える経済を、その挑戦を応援する社会を、つくってまいります。

次回も、暮らしのすぐそばにあるテーマを、ひとつずつ、お送りします。
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古謝げんた

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