【ゆんたくげんた】にぎわいが生むお金はどこへ行くのか | 観光消費を2倍にふやす

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
先週の台風13号では、本島北部を中心に長い停電が続きました。
伊平屋村では、電気が戻るまでに三日以上かかっています。
復旧にあたられた皆さまに感謝を申し上げますとともに、被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
月曜日には、沖縄尚学高校が甲子園の初戦に臨みましたが、夏の連覇はなりませんでした。
それでも、あの舞台に沖縄の高校が優勝候補として立っていることを、うれしく思っています。
選手の皆さん、お疲れさまでした。
今週は各地で決起集会が続いております。
足を運んでくださった皆さま、ありがとうございます。
地域の声をしっかり拾い上げていくだけでなく、その声を政策として実行していく。
その決意を、毎日あらためて固めています。
「#ふやす、げんた。」の約束のひとつに、「観光消費を、2倍にふやす。」があります。
手取り、子育て支援に続いて、今号はこの約束をお話しさせてください。
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【街のにぎわいが生むお金は、どこへ行くのか】
以前のメルマガで、こうお伝えしたことがあります。
国際通りや牧志公設市場、県内各地の観光地は、多くの観光客でにぎわっています。
それでも、その街のにぎわいが生むお金は、働く人の手取りや、地元のお店の利益にまで、十分には届いていません。
数字にすると、こうなります。
昨年度、沖縄を訪れた方は約1,093万人、観光客ひとりあたりの県内消費額は平均で98,281円で、観光収入は1兆円を超えました。
一方で、年度は違いますが、この島に暮らす私たちのひとりあたり県民所得は、約232万円(2023年度の県民経済計算)。
全国でもっとも低い水準が続いています。
1兆円が島に落ちて、ひとりあたりの所得は全国最下位。
私は、ここに、沖縄経済の大きな宿題があると考えています。
にぎわいが手取りにつながる実感がないのは、働く皆さんの努力が足りないからではありません。
恵みが島の中で循環しきれていない、構造の問題です。
もうひとつ、申し上げておきます。
訪れる方の数はふえ続けている一方で、お一人が県内で使ってくださる額は、前の年より少し下がりました。
来ていただく方をふやすことは、これからも続けます。
そのうえで、一人あたりの額を着実に伸ばす。
「ふやす」と申し上げているのは、その両方の掛け算です。
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【消費を、島の中で循環させる】
道筋は、三つです。
<一つ目 入口を広げ、観光客を多様にする>
本島と離島の空港、そして港湾の機能を強化し、海外の航空路線を誘致します。
いま伸びを引っ張っているのは海外からのお客さまで、その方々は国内のお客さまより長く滞在されます。
ただ、その多くはアジアからのお客さまです。
ここに、欧米との直行路線を加えたい。滞在が長く、旅行にかける額も大きいお客さまです。
慶良間諸島へ渡る船は、この時期、欧米からのお客さまでいっぱいです。
沖縄の海は、すでに世界から選ばれています。
あとは、来ていただく道をつくることです。
私が先頭に立ち、トップセールスで路線を誘致します。
空港も港湾も、国の予算がなければ動きません。
国と交渉し、着実に予算を措置します。
あわせて申し上げれば、毎日の渋滞は、仕事や家庭だけでなく、観光にも大きな負担です。
この話は、あらためてお伝えします。
<二つ目 いただいたお金を、島の中で回す>
観光業は本来すそ野が広い産業です。ホテルや交通事業者だけでなく、農業、漁業、畜産業、飲食、製造、多くの分野と関連します。
ここをしっかりと繋げます。
仕入れが島の外へ出て行っては、県民の手元には残りません。
沖縄の自然・風土・気候を生かした農林水産業の高付加価値化に取り組み、観光と結びつけます。
豊かな海は、観光だけでなく、漁業や海洋資源としての可能性をまだまだ秘めています。
ブルーエコノミーと呼ばれる、豊かな海を活用した産業を育ててまいります。
たとえば、那覇の泊です。
那覇市に農業はほとんどありませんが、水産業は盛んで、「那覇まぐろ」という生鮮マグロのブランドがあります。
泊の小さなショップ街には、中国、台湾、韓国から、びっくりするほどお客さんが来ています。
流通の場所から、消費と観光の拠点へ。
泊漁港の再開発は、私が副市長のときから構想してきたものです。
あわせて、観光事業の産業間連携とAI導入を支援し、観光業の高付加価値化を進めます。
<三つ目 沖縄らしさを、滞在の中身にする>
沖縄の文化と歴史を活かしたまちづくりを進めます。
城跡も、祭りも、工芸も、街並みも、この島にしかないものです。
それを守り、整え、訪れた方が歩いて、触れて、体験できる現地のツアーを充実させます。
リゾートウェディングと、MICE(国際会議や学会、展示会などの誘致)も進めます。
人生の節目をこの島で迎えていただく。世界の研究者や企業が集う場所になる。
どちらも滞在が長く、島にお金が残る分野です。
春に恩納村を訪ねたとき、西海岸のリゾートホテルを生かした観光について、村の皆さんと議論しました。
道路の美化から宿泊税の使い道まで、話はどこまでも具体的でした。
県内屈指のリゾート地で交わしたあの議論を、県全体の仕事にしていきます。
経営や観光を実践的に学べる機会も、あわせて広げてまいります。
島を訪れた人が島の価値を感じ、地域経済にお金を使い、その消費が循環し、県民が豊かになる。
観光産業のみならず、一次産業やサービス産業など多くの産業への波及効果を、しっかりと出してまいります。
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【観光で働く人が、家族を養える島へ】
観光消費を、2倍にふやす。
この約束を掲げているのは、観光の規模を大きくしたいからではありません。
先日、国際通りへ挨拶回りに行ってきました。
副市長時代からお世話になっている皆さんとの対話や、あの通りで商売をされている皆さんの活気に、いつも元気をいただいています。
観光の中心地としてだけでなく、人と人とのつながりや地域の文化が息づく通りです。
あの活気が、そこで働く方の給与明細に届くこと。
宿で、飲食店で、島を案内する仕事で働く方が、「この仕事で家族を養える」と言えること。
そこまで届いて、はじめて2倍に意味があります。
「観光消費を、2倍にふやす。」は「手取りを、2倍にふやす。」につながる目標です。
稼ぐ力を高め、企業が上げた利益が、働く人の給与にしっかり回る。
その分配の改善にも、あわせて取り組みます。
私は総務省で予算や制度をつくる側として経験を積み、那覇市の副市長として、それを使う側にも立ってきました。
活かせる仕組みは最大限に活かし、沖縄に合わないものは、変えるよう国に求めていきます。
ここが、私の持ち場です。
これまで県内をくまなく回り、沖縄の課題を間近に感じるとともに、沖縄の可能性も再認識してきました。
課題を解決し、可能性を伸ばし、みんなが希望をもてる社会をつくっていく。
そのためにこれからも全力で走ってまいります。
本日は、決戦の日までちょうど1か月です。
▶ 今後の日程を見る: https://kojagenta.com/schedule/
立場を超えて、沖縄をひとつに。
沖縄を、前に。
次号は、明日実施する政策発表についてお伝えしてまいります。
古謝げんた
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